またね EP

街の灯が滲んで
信号が瞬くたび
息を合わせて歩く
音のないリズムで

誰も気づかないような
心の拍（リズム）を刻んで
風がちょっと笑う
夜に溶けてく

きっとこの瞬間が
未来より眩しいんだ
なにも言わなくても
通じ合うようなメロディ
夜を抜けていこう
高鳴るビートのまま

コンビニの窓に映る
二人の影が揺れて
くだらない話でも
なぜか忘れたくない

街のノイズが少し
音楽みたいに聴こえる
このまま時間が
止まればいいのに

きっとこの瞬間が
夢よりもリアルなんだ
終わりがくるとしても
今を抱きしめたいよ
夜を抜けていこう
明日へ続くメロディ

流れるネオンの下
記憶がほどけてく
「またね」の代わりに
リズムで応える

きっとこの瞬間が
永遠よりも近いんだ
笑い合う声だけが
心に残ってる
夜を抜けていこう
風を味方にして

音が消えても
まだ響いてるよ